宗太のハンプ会 R7BY前期 受注開始しております。
2025.11.8
宗太のハンプ会 R7BY 前期シリーズ
原点と挑戦 ― その成長を共に感じよう

ごあいさつ
宗太のハンプ会 R7BY 前期シリーズは、「原点と挑戦 ― その成長を共に感じよう」をテーマに、会津の蔵元たちが描く、酒造りの新たな季節をお届けします。
福島県が誇る酒米「夢の香」や「福乃香」、北海道産「彗星」、そして復活を果たした会津産山田錦。それぞれの蔵が、自らの原点を見つめ直しながら、新しい可能性を追い求めた一本がそろいました。
今期は米価高騰などの影響で価格決定に時間を要しましたが、蔵人たちは変わらぬ情熱で米と向き合い、“今”という時代にふさわしい酒を誠実に仕上げています。
しぼりたての息吹から春の円熟へ。季節の流れとともに変化していく日本酒の表情を、蔵の“挑戦の証”として、皆さまと共に感じていただけたら幸いです。
第1回(2025年12月)
■会津娘 上汲み火入らず 本生
宗太のハンプ会は、毎年「会津娘」から始まります。同じ蔵、同じ設計で造り続けてきたからこそ、その年の米の出来や、わずかな仕込みの違いがはっきりと伝わります。
通常の「上汲み 瓶火入れ」を、今回は本生仕様で。火入れを行わず、しぼりたての最も澄んだ部分=“上汲み”だけを瓶詰めしました。宗太商店限定の特別仕様、生ならではの瑞々しさをお楽しみください。
使用米は「穣」シリーズの田んぼ違いを採用予定。年ごとの積み重ねを体感できる、貴重な一本です。
■生粋左馬 純米吟醸 夢の香 生原酒
福島県南・白河市の有賀醸造が手掛ける「生粋左馬」。地元の米と水にこだわる小仕込みの蔵として知られています。
使用米は福島県が誇る「夢の香」。生原酒ならではの厚みと艶を持ち、華やかすぎない香りと豊かな米の旨味が調和します。白河の澄んだ水と寒冷な気候がもたらす、きりりと締まった後口が心地よい一本です。
同じ「夢の香」を使いながらも、会津娘とは異なる表情を見せる2本。福島の南北をつなぐ“原点の飲み比べ”をぜひお楽しみください。
第2回(2026年1月)
■天明 中取りシリーズ(雄町)
挑戦を続ける曙酒造から、地元産の山田錦と雄町を使った「中取りシリーズ」をセレクト。複数仕込みをブレンドする中で、今回は雄町の香り豊かなタイプをハンプ会限定で単独瓶詰めしました。
しぼりたてならではの爽やかさと、天明らしい透明感のある旨味をお楽しみください。
■山の井 純米吟醸 福乃香
新しい酒造好適米「福乃香」を使用。南会津の極寒の気候と超軟水が生む、柔らかで繊細な味わい。香りは穏やかで、軽やかに飲み続けられる一本です。“日常に寄り添う美味しさ”を体現しています。
第3回(2026年2月)
■喜多の華 新辛口シリーズ(仮)
女性杜氏・星里英さんが手掛ける新作。前回に続き「新しい辛口」をテーマに仕込みました。しなやかで芯のある味わいに、星さんらしい感性が光ります。進化する喜多の華の現在地を、どうぞお楽しみください。
■口万 純米大吟醸 夢の香(1回火入)
すべての酒をもち米の四段仕込みで醸す花泉酒造。地元産米へのこだわりは変わらず、一回火入れで香味の安定と柔らかな旨味を両立。包み込むような優しさが心に沁みる、浪漫のある酒です。
第4回(2026年3月)
■ささまさむね 彗星(予定)
北海道産酒米「彗星」による挑戦作。北の米が会津の水でどんな表情を見せるのか。柔らかな口どけと澄んだ香りが織りなす一本に、期待が高まります。
■一歩己 ハンプ会限定ブレンド
前回初登場で大好評だった「一歩己」。今回も蔵元と相談のうえ、ハンプ会限定ブレンドを依頼しました。少し甘めで丸みのある旨味が特徴。春の訪れとともに、もう一度あの余韻を。
第5回(2026年4月)
■宮泉 純米吟醸 彗星 おりがらみ生
ハンプ会ではおなじみの一本。うっすらと残るオリが、春の霞のように揺らめきます。透明感と旨味が絶妙に交わる、春の定番酒です。
■嘉永蔵 別注 会津産山田錦 出品酒 生
宗太商店別注。会津産山田錦を使った出品酒クラス。農家・米問屋・酒蔵・酒販店が一体となる「山田錦プロジェクト」も7年目に突入。全国新酒鑑評会に挑む蔵も増え、「最初に金賞を手にするのはどの蔵か」——その未来を共に見届けましょう。
結び
今年も、蔵人たちの原点と挑戦をお届けします。手に取った一本が、皆さまの季節の記憶とともに残りますように。次回もどうぞお楽しみに。
